2024/01/21
五花街の一つ、上七軒の近くにある千本釈迦堂。
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1227年創建
正式名称は「大報恩寺(だいほうおんじ)」といい、創建は鎌倉時代の1227年。
山門をくぐって中へ。
正面に建っている立派な建物が本堂。
1467年に始まった応仁の乱で諸堂は焼失したものの、本堂は奇跡的に焼けることなく残り、京都市内に残る最古の建造物として国宝に指定されています。鎌倉時代の建造物が創建当時のまま残っているってすごい!!
おかめ像
この本堂の近くに、こんなかわいらしい女性の像が置かれています。
その名も「おかめ像」。おかめさんは、本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の奥さん。このおかめさんについて、こんな逸話が残されています。
本堂建築時に、棟梁の高次が大事な柱をうっかり短く切ってしまったことを知ったおかめさんは、升組を使って補えばよいとアドバイス。本堂は無事に完成したものの、女性の知恵で棟梁が仕事を成し遂げたと世間の人に言われては夫の恥になると思ったおかめさんは、なんと上棟式の前日に自害してしまったのです(T_T)
悲しすぎる。。自害しなくても良かったのでは…
春になると、本堂の前に植えられている「おかめ桜」が綺麗な花を咲かせます☆
=千本釈迦堂(大報恩寺)=
<HP>
http://www.daihoonji.com/
<住所>
京都市上京区七本松通今出川上ル
<アクセス>
・JR「京都駅」から市バス50系統で「上七軒」下車
・阪急「烏丸駅」、地下鉄「今出川駅」から市バス203系統で「上七軒」下車
<拝観料>
国宝本堂・霊宝殿:600円(境内無料)
<地図>