2024/01/21
現在、「第52回 京の冬の旅」が開催中(~3月18日)。様々な非公開文化財の特別公開が行われています。
今回のテーマは、「明治維新150年記念」と「西郷隆盛」。幕末・明治維新や西郷隆盛ゆかりの寺院など15ヶ所で特別公開が行われていて、その中の1つ、妙覚寺に行ってきました!
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妙覚寺について
妙覚寺は、室町時代の永和4年(1378)に四条大宮に創建。文明15年(1483年)に二条衣棚に移転し、戦国時代には広大な敷地を有してその地位を確立しました。織田信長といえば本能寺というイメージが強いけど、京都に20数回来たうちの18回は妙覚寺に宿泊し、本能寺に宿泊したのはわずか3回。その3回目に本能寺の変が起きました。その後、天正11年(1583年)に、現在の地に移転。
お寺は、地下鉄「鞍馬口」駅から西へ10分程歩いたところにあります。
山門をくぐって中へ。正面に見えるのは、日蓮聖人、日朗上人、日像上人の三菩薩坐像が安置されている祖師堂。立派な建物です。
特別拝観の受付は左手。拝観料600円を納めて中に入ります。
特別拝観の見どころ
主なみどころは、本堂、華芳宝塔、庭園、祖師堂。庭園以外は撮影禁止でした。
それぞれの場所にガイドさんがいて色々説明をしてくれます。本堂には、戦国武将「斎藤道三」の遺言状(レプリカ)が展示されていました。そこで、織田信長が妙覚寺を定宿にしていたという説明があり、妙覚寺に泊まっていたときに明智光秀に襲撃されていたら「妙覚寺の変」になっていたという説明もありました(・∀・)
庭園「法姿園(ほうしえん)」は、紅葉を植えただけのシンプルな造りになっています。
祖師堂には、狩野元信が手掛けたという「大涅槃図(だいねはんず)」が展示されています。涅槃図は、お釈迦さまが死を迎えた様子を描いた絵図。幅約4.6m、高さ約5.9mという巨大なもので、見応えありました!
どんな絵かというと…
その他、画家・塩澤文男氏が製作中の巨大仏画も公開されていました。
色々見どころがあって良かったです(・∀・)
第52回京の冬の旅の開催期間は、2018年3月18日まで。
=妙覚寺=
<住所>
京都市上京区上御霊前通小川東入下清蔵口町135
<アクセス>
地下鉄「鞍馬口」駅下車 徒歩約10分
京都駅から市バス9系統「天神公園前」下車、徒歩約5分
<拝観時間>
10:00~16:00
<地図>