2024/01/21
春と秋の年2回開催されている「京都非公開文化財特別公開」。
平成30年度春期の特別公開が4月27日(金)~5月6日(日)の間、行われています。
今回公開されるのは、京都市と八幡市の19ヶ所。その中から、「養源院」に行ってきました!
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相国寺の塔頭
養源院があるのは、臨済宗相国寺派の大本山「相国寺」の敷地内。地下鉄の今出川駅から徒歩10分程の場所で、すぐ近くに、赤レンガの建物が目を引く同志社大学があります(・∀・)
相国寺は、広大な敷地内に13もの塔頭寺院があり、養源院はその1つ。ちなみに、鹿苑寺(金閣寺)と慈照寺(銀閣寺)も山外の塔頭です。
養源院は、今出川通側にある総門をくぐって左側の方向へ。
養源院について
養源院は、室町時代に曇仲道芳(どんちゅうどうぼう)が常徳院内に隠居所として養源軒を建てたのがその始まり。戊辰戦争の発端の戦となった鳥羽・伏見の戦いのときには、養源院内に、薩摩藩の負傷者が運び込まれる薩摩病院が開設されました。
普段は非公開のお寺です。
山門をくぐったところに受付があるので、拝観料800円を納めます。
受付で、「ここから全て撮影禁止です」という悲しいお知らせがありました(T_T)
養源院の見どころ
一番の見どころは、秘仏「毘沙門天像」。鎌倉時代に作られたもので、とても凛々しいお顔でした(写真は看板より)。
お寺の中には数名のガイドの方がいて、毘沙門天像のことなど、色々説明してくれました。
他の見どころは、本尊の「薬師如来像」や伊藤若冲の作品など。建物内部の柱には、薩摩藩士によってつけられた刀傷なんていうのもありました。
あとは、枯山水庭園の中庭や、池泉回遊式庭園。池泉回遊式庭園は本当に見事で、畳に座って庭をしばらくぼ~っと眺めていました。
相国寺の特別拝観
相国寺では、6月4日(月)まで、法堂や方丈などの特別拝観も行われています。
相国寺が初めての方は、養源院とセットで拝観に行くのもいいと思います!
=養源院=
<住所>
京都市上京区今出川通烏丸東入ル相国寺門前町701
<特別拝観>
4月27日(金)~5月6日(日) 9:00~16:00
<拝観料>
大人:800円、中学生・高校生:400円
<地図>