2024/01/21
とある日。
自転車で街中を走っていたら、町家を改装したと思われる新しいお店がオープンしているのを発見。
人気のベーカリー「パンとエスプレッソと」系列の新ブランドで、「本日の」という名称のベーカリー&カフェとのこと。
こちらのお店は、1棟貸しの宿「京の温所 竹屋町(たけやまち)」の併設店になっていて、「京の温所」が気になったので、HPを見てみると、「京の温所 麩屋町二条(ふやちょう にじょう)」の見学会の案内があったので、すぐに申し込んで行ってきました!!
京の温所
「京の温所」は、京都創業の衣料品メーカー「ワコール」が運営する1棟貸しの宿泊施設。
案内してくれた方の説明によると、住み手が無い町家をリノベーションして宿泊施設として運営し、10~15年後にオーナーの方に返すことによって、町家を後世に残していくとのこと。素敵な事業ですね☆
現在、「岡崎」、「釜座二条」、「御幸町夷川」、「麩屋町二条」、「西陣別邸」、「御所西」、「丸太町」、「竹屋町」と、8つあります。
今回、見学会でお邪魔したのは、烏丸御池の北東の位置にある「麩屋町二条」。
こちらのお宿は、約150年前に建てられた京町家をリノベーションしたもの。2階建て186平米で、8名まで宿泊可。
2名で宿泊する際の料金は、1泊1棟50,500円~80,200円に設定されています。
うなぎの寝床
落ち着いた雰囲気の玄関。
玄関を入ってすぐ右手にある和室は、茶室として使える部屋。
ダイニングルームには、6人が座れる丸くて大きいテーブルが置いてあります。
スタッフの方がつきっきりで各部屋の説明をしてくれました。こちらの宿に置いてある家具は、カリモク家具のもの。
建物は、「うなぎの寝床」と呼ばれる京都の町家らしく、間口が狭くて奥行が長い造りになっています。
ダイニングルームの奥には和室があり、さらにその奥は庭。
これはくつろげますね♪
おくどさんと布袋さん
ダイニングルームの横にはキッチン。使い勝手の良さそうなカウンターキッチンになっています。
リノベーションによりとても綺麗ですし、IHヒーターや、バルミューダ製のトースターなどが置かれていて、快適に過ごせそう♪
以前使われていたおくどさん(かまど)がそのまま残されていました!
使おうと思えば使えるそうです。昔ながらの雰囲気がいいですね☆
その上には、こちらも以前使われていた7体の布袋(ほてい)さん。
火災防止のために、おくどさんの上の荒神棚に、布袋さんを飾る風習があるとのこと。
キッチンの奥はお風呂になっています。バスタブは、狸の置物でお馴染みの信楽焼のもの。
キッチンやお風呂の上は、吹き抜けになっていて、気持ちいいですね。
古い梁などは再利用されていて、落ち着いた雰囲気を味わえます☆
2階の部屋
2階に上がります。階段を上がって、左手にある寝室。
奥に、「ライブラリー」と名付けられたスペースがありました。
階段を上がった右手も寝室になっていて、ベッドが2つ置かれています。
1棟貸し切りで、建物内は結構広く、ベッドルームも2つあるので、泊まるなら4人以上で来たいですね☆
無料で案内してもらった上に、帰りに手土産(タオル)までもらってしまいました。ワコールさん、ありがとうございました!
まとめ
観光で京都に来て、町家に泊まるのは、思い出に残る経験になると思います。リノベーションされているので、施設内はとても綺麗で、快適に過ごせそう☆
京都に来るなら、こんな素敵なお宿に泊まってみるのはいかがでしょうか?
=京の温所 麩屋町二条=
<HP>
https://www.kyo-ondokoro.kyoto/facility/fuyacho-nijo.html
<住所>
京都市中京区麩屋町通二条上る布袋屋町502
<アクセス>
地下鉄東西線「京都市役所前駅」ゼスト御池口 徒歩8分
地下鉄烏丸線「丸太町駅」5番出口 徒歩10分
<地図>